断食美容師 とくぞー

長崎 佐世保 美容師 徳永紘貴のブログ

【もしドラ】の続編?!【もしイノ】を読んでみました

2016.06.11 


もしドラ】というものをご存知でしょうか?


2009年に発売され、約280万部の大ベストセラーとなった【もしドラ】こと『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』


 

f:id:tokuzou0804:20180815192545j:image


話題になりましたよね!


僕も当時、バリバリ本を読んでた時だったんですぐに読みました。


ただ 表紙がアレなもんで、買うのに抵抗があったのと 基本 通勤中の電車内で読んでたので、ブックカバーが無いと読めなかったのを思い出します。


あの頃、年間150冊くらいは読んでたのに…

 


話題性だけで、内容など全く知らないまま買ったのですが ストーリーもさることながら、ドラッカーのマネジメントに沿って、所々にマネジメントのエッセンスが散りばめられているという 何とも得する本だったのです。

 


その驚きから、はや6年… (発売されたのは昨年末なので、、)

 


【もし野球部の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら】

 


というもので、再び登場!


 

f:id:tokuzou0804:20180815192528j:image
 
 
今回も表紙がアレですねー(笑)

 

ブックカバーは必須です(笑)

 


長崎に帰ってきてから、なかなか読書する習慣が離れていましたが、これは一気に読破!


冒頭から、物語の背骨になる部分【居場所】について 話が進められるので、一気に引き込まれます。


内容は【もしドラ】同様、ドラッカーの【イノベーションと企業家精神】を教科書に 甲子園を目指すという話。

 


もしドラ】を読んだことのある人は、この本を読むと『おっ!』っとなります。


『あの時のあの人が、こんな形で…』


『ここで、この人きたかー!』


などなど、忘れてる人は一度【もしドラ】を読み返してから、読んでみるのもいいかも。

 


前回同様、ストーリーも読み応えがあります。


それでいて、イノベーションと企業家精神を引用し、わかりやすく説明しながらもストーリーに落とし込んでいる。

 


中でも気になったワードがいくつかありまして、


説得とは、『得』を『説く』ということ

説得は、依頼ではなく 相手にとってのメリットを伝えること


なるほどー!!ですね。


改めて熟語を分解すると、そのままの意味だけど 普段そんなことに気が回らないというか、説得=頼み込むみたいなニュアンスとして捉えてる自分がいました。


他にも、


トムソーヤーのペンキ塗り

トムソーヤーの本は小さい頃に読んだことがありますが、彼ペンキなんて塗ってましたっけ?って感じです(笑)


そんなことはさておき、【トムソーヤーのペンキ塗り】


これは、魔法の説得術です!


身につけておきたいテクニックですね。

 


競争しないためのイノベーション

イノベーションと言うと、革新だとか刷新みたいな大々的なものを想像しますよね。


なにかとても大掛かりなものに取り組むような。


この本にも事例として紹介されていた、イノベーションの例としては Apple社のiPhone


こういうと、イノベーションという言葉のハードルが更に上がるような気もします。


しかし、ドラッカーの【イノベーションと企業家精神】には、


イノベーションとは意識的かつ組織的に変化を探すことである

 

と、書いてあります。


なんかそう言われると、一気にハードルが下がったような。


実際、本の中でも どんどんイノベーションが行われていくのですが、


イノベーションってこんなものなのか!』


と思えますし、


一見、自分たちの生活になんの関係もないと思われるイノベーションという行為が、スッと入ってきて新しい視点をくれます。


話が逸れまくりましたが、【競争しないためのイノベーション


僕には、この言葉が何よりも突き刺さりました。


競争しないために、新しい切り口を探すこと。
新しい切り口を進めていけば、競争相手がいないから競争しなくても 勝てるということ。


美容師がブログを書いたり、インスタに写真載せるのも、ある種 飽和状態ですよね。


単純に、仕上がりの写真を載せたところで 二番煎じだし。


ただ、やっぱりやってないと置いていかれるし、やるからには人の目につくものをと思う。


だから、視点を変えてイノベーションを起こすべきなんだなーと。


ある美容師さんのブログに、『もし今、自分が若手の美容師だったらどうするか』って記事がありました。


その内容が、まさしくイノベーションだったんです。


ちょうど本を読んでた時だったので、スーッと頭の中に入ってきたのを覚えています。


やはり最先端で活躍している人は、常に新しい視点を持ち続けイノベーションを起こし続けてるなーと。

 


これらのことも踏まえ、1つ考えていることがあルナですが、これが1つのアイデアとなりうるか、そもそもうまく進められるか。


ちなみにアイデアというものも、この本で取り上げられています。


イデアって、考えだとか なんか アイデアはアイデアみたいな、感覚的なニュアンスとして捉えてるところがあるんですが、


この本では、任天堂のゲームデザイナー 宮本茂さんが定義したものを取り上げていて


【アイデアというものは『複数の問題を、一気に解決するもの』と定義した。つまり『一石二鳥』がだいじ】という風に書かれていました。


その例もしっかり書いてありますが、それは本書をご覧になってください。


他にも取り上げたい内容は色々ありますが、キリがないので ぜひ【もしイノ】読んでみてください!


 f:id:tokuzou0804:20180815192459j:image


きっと何か新しいものが見えてくるはずです。


僕は、それを活かすのが苦手なので 頑張って新しく得た視点を活かしていきたいと思います。