話題沸騰!塩基性カラー【LOCOR ロコル】 のご紹介
2016.05.24
ずっとネタを温めておりました。
(単に更新してなかっただけですが…)
今回もまた、美容師っぽい記事ですね。
検証モノです。
発売当初よりは、話題に上がらなくなってきてるような気もしますが、まだまだ色んな美容師さんのブログに登場している ルベルさんから出た 塩基性カラー ロコル!
鮮やかな発色が特徴のカラー剤です。
そもそも、塩基性カラーとは?
美容師さんはスルーしてください、お願いします。
塩基性カラーとは、分類上では 酸性カラー(ヘアマニキュアなど)と同じ 半永久染毛料に分類されます。
普通に美容室でよくやるカラーは、酸化染毛剤(アルカリカラー)といい 永久染毛剤というものに分類されます。
薬事法では、塩基性カラーは化粧品登録
酸化染毛剤は医薬部外品に登録されています。
わかりにくいですね。
後者の通常のカラー(アルカリカラー)は、アルカリ性の性質を持っており、弱酸性の性質を持つ人の髪の毛に付着すると ダメージを与えてしまいます。
毛髪内部のメラニン色素を壊し 色を明るくしたり 毛髪内部から発色するため しっかりと染まります。
対して、前者の塩基性カラー ph は中性〜アルカリ性ですが メラニン色素を壊すことはなく 毛髪の表面で イオン結合し 発色していきます。
塩基性カラー自体は + の電荷を持っているので、毛髪が アルカリに傾いている(−の電荷を帯びている)ことで、しっかり吸着し発色していきます。
そして、髪の表面にカラーコート(薄い膜のようなもの)を張るイメージなので、手触りがツルツルで、ツヤ感が出ます。
また 塩基性カラー自体にダメージは そんなに無く、かぶれる心配もないです。
ただし、毛髪を明るくすることは出来ない。
という感じです。
前置きが長くなりましたが検証結果の方を…
まず、ベースは何もしてない状態のウイッグに ブリーチ1回したもの、もう1つはブリーチサプリを混ぜて1回ブリーチしたものの2種類の毛束を用意しました。
明るい方がブリーチ1回
もう一個の方が、ブリーチサプリを混ぜてブリーチ1回したもの。
ブリーチサプリについては以前、こちらの記事でも書いたように ダメージを大幅カットしてくれる優れものです。
写真で見てわかるようにブリーチ1回は 1発で14レベルくらいになり、サプリを混ぜてブリーチした方は 12レベルくらいでしょうか、
写真で見るより実物の方がもう少し明るいです。
さて、こちらの毛束を使いロコルで染めていきたいと思います。
カラー剤は、絵の具みたいです。
匂いもきつくなく、何となくいい香り(笑)
毛束は全てドライで塗っております。
以前、ドライとウェットで塗り分けたのですが あまり違いが出なくて…
他の美容師さんのブログでは、色々 意見があるんですがね。
あまり違いが…
なので、今回は全てドライで塗っていきました。
まず、ピーチから!
くすんでいる方が、サプリを使った方
やはりある程度、アンダーレベルを上げておかないと鮮やかに発色してくれませんね。
続いて、インディゴ
こちらも、やはりサプリを使った方はくすみます。
お次は、ライトグレージュ
ライトというわりには、しっかり色入っちゃってますね。。
続いて、オーキッド
ん?ライトグレージュに似てないか?!って仕上がりでした。
2つを見比べると、グレー感とパープルっぽさがそれぞれにあります。
最後に、ルージュ
鮮やかですねー!!
しかし、アンダーが低いとくすむ。
14レベルくらいに上げておかないといけないということですかね。
最後に、ライトグレージュに納得できなかった僕は、ライトグレージュとクリア剤を1:5で、塗布してみたところ この結果に
若干グレージュ感が出ました(笑)
そして、光に透かすとこんな鮮やかに!!
何度か検証してみましたが、結果が見えにくいところもあります。
アンダーレベル、残留ティントにかなり左右されますね。
もうちょっと突き詰めて行きたいと思います。
この夏!インナーカラーのアクセントに ロコルはいかがでしょう!
気になる方は、お気軽に質問くださいませ。